2013-02

2013-02-05 

食えるような物がまったく作れないレベルで料理が下手という人に共通して見られる特徴としては、「味見をしない」ということがある。「レシピ通りに作らない」とか「きちんと計量しない」というのもあるが、どちらも味見をすれば明らかにおかしいというのは分かるので、やはり味見をしない事が一番致命的だろう。

「頑張っても楽器の演奏が上達しない」という相談が結構Webの質問サイトとかにあったりするのだが、自分の演奏がどの程度マシかというのは客観的な視点を持って判断せねばわからんので、ある程度分かる人に演奏を見てもらうのが一番よい。それが出来ない場合どうするかというと、自分の演奏を録音してチェックすればよい。自分では弾けてるつもりでもいざ録音してみるとグチャグチャなんてのはよくある話で、要するに弾けたつもりになっていただけなんだな。これをやるようになって俺は結構上達した。

ソフトウェア開発で仮に一度も各モジュールをテストせずに全部結合して動かせば、まあ結果は言うまでもなかろう。個々のモジュールにしても全体を一気に作るよりは、例えばガワのインターフェースをとりあえず作ってビルドはできるようにして、あとはテストしつつ中身埋めてく方が一筆書きよか遥に確実。

いずれも共通しているのは、「正しさを確認しながら進む」という事。


まあ料理については

  1. 包丁の使い方レベルの事が書いてある料理の本を買う。
  2. 調理器具を買う。
  3. 材料を買う。
  4. 本を参考にして作る。
  5. 以下、3番と4番を繰り返す。

の最後の奴だけが難しく、どっちかっつーとどうやって継続して料理をするかという方が問題。実際俺も勤め人だったころはデスマに巻き込まれて1年以上包丁握ってなかったりしたからな。

2013-02-06 

信念と何らかの真っ当な知見が衝突した時に信念を捨てられる人って、実はそんな多くないんじゃないかね。それを知的怠惰と看做すかについてはさておき、前者を否定するのはそれまでの自分の否定だが、後者は大抵の場合他者のもたらした物である以上、そっちを否定して意固地になるのが自然な感情っちゃそうだ。

だから結局のところは信念の持ち主にそれが間違いだと自ら気付かせなければならんわけで、しかしそこに気が付くためには教養の類が必要で、俺がそういう連中を基本的に見捨てるような態度を取っている理由は、もっと基礎的な部分の教養とか思考方法の時点で信念と衝突して、デッドロックを起こしちゃってるのを目の当たりにしてきたからなんだな。

というかみんながそんな物分かり良くて「あ、今までのありゃ間違いだったんだな」と考えを改められるのであれば、カルトやニセ科学や歴史修正主義はこんな問題になってねえよ。

2013-02-07 

俺は「努力すれば酬われる」などの代わりに「やる気があれば伸びしろはそのうち伸びる」という言い回しを好むが、これは「伸びるのに時間がかかりすぎる」とか「そもそも伸びしろが殆どない」というケースを内包している。たとえ伸びるのに無限の時間がかかろうが、伸びしろが0だろうが、いずれにせよ嘘にはならん。

それで俺が何が気にくわないって、「努力すれば酬われる」と言ってる連中が果たして他人の努力に真っ当な形で報いているのか甚だ疑問に思えることだ。いっちゃあ何だが、多分こういう事を言う連中って他人の苦労に対して「頑張ったね」程度の事しか言えないアホだぜ。結果に対する評価を行う脳みそがないから、「努力」という過程しか見れないんだな。もっと突っ込むと、ここでの「努力」は「苦痛」とほぼ同義だろう。

ぶっちゃけた話辛い思いなんてしない方がいい。普通の人間は自分が辛い思いをしたら他人も同じ目に遭うことを望むもので、そういう不幸の連鎖はさっさと断ち切った方が良い。単に苦痛で何一つとして面白くないことで延々頑張るのはあまり良い事ではない。いい年こいた大人が「努力すれば酬われる」なんて言ってんのは、まあ政治的に正しい言葉を使えばお花畑、あまり正しくない言葉ならなにかキメてるとしか思えないね。

2013-02-09 

なんとなく、こんなギターがあったら即決だなあというのを考えてみた。

形状はフライングV
小指が短いため、太股に乗せるスタイルでギターを弾くのが極めて苦手な俺にとってメインで使うのにこれは必須。
24フレット
24フレット使う曲がちょこちょこあるし、ジョイントの関係で22フレットよりもハイポジが弾きやすいことが多い。
コイルタップ、もしくはシリーズ/パラレル切り替え
一度使うと癖になる。
フロイドローズ+ロックナット
結局これが一番チューニングが狂わない。
Hipshot Classicなどの軽いペグ
ヘッド落ち防止。Gotoh Stealth Keyが一番いいか?
バッファーアンプ内蔵
アクティヴピックアップでもいいけど。
ミディアムスケール
前述の通り指の長さのバランスが極悪なので、できるだけ負荷のかからないスケールが良い。リフ中心の音楽は割と問題ないのが多いけど、ソロを弾くには……。
ナット幅40mm
実は親指も短いので、ナット幅が43mmあると親指で6弦を押さえにくい。もっともミュートは出来るので、あまり問題ではない。(逆に単音弾きでリード取る時に問題になるかも。)
できればフェノリック指板
メンテが楽。

現存のギターで一番理想に近いのはAnnihilation Vで、これは既に持ってる。あとミディアムスケール24フレットという時点で相当限られるというのが実状だったりする。フレット打ちの精度が求められるのと、そこまで24フレットへの要求が強くないことが原因だろうか。

2013-02-11 

ジャンクギターのリペアを再開した。まあ、例によって週末にちまちま作業することになると思うので、完成はもうちょっと先だなあ。もっとも一番時間のかかる工程である塗装はやらない予定なので、後はピックガードの材料や修繕用の木材でいいのが見つかるかというところか。

改めて思うが、俺ってギターの収集と改造が楽しくなっちゃって上達しないコースに突入してるよな。

2013-02-12 

諸事情によりXMDFの仕様と格闘していたのだが、このリンクの仕様にGoサインを出したのはどこのどいつだ。具体的な仕様は記述フォーマット仕様書を見てくれ。以下相当端折って話をする。

今回ブチ切れたのはリンクの仕様で、まずXMDFには(X)HTMLのa要素のようなものはない。代わりにspanみたいな要素であるchar_id要素を使い、

という形で記述する。いや、実はこれまだライセンスキーが届いてなくてXMDFビルダーで出力できておらず、これでいいのか良く分からんのだが。

<flow_entry>
    <flow_data body_id="OB0001" flow_id="PG0001" head_button_control="on" turning_page_control="off"/>
    <flow_data body_id="OB0002" flow_id="PG0004" head_button_control="on" turning_page_control="off">
        <event_info>
            <event>
                <action action_flag="sequential">
                    <action_page_jump center="CR0010" page_id="PG0001"/>
                </action>
                <trigger>
                    <trigger_pointer action_flag="click" id="OB002/CR0002"/>
                </trigger>
            </event>
        </event_info>
    </flow_data>
</flow_entry>

そういや電子書籍交換フォーマットの策定でXMDFはかなり重要な役回りだったようだが、なんつーかこんなもん参考にしてもねえというか。まあ、これ以上はちょっと今の俺の立場からは書かない方が良さげなのでこの辺で。

※追記: action要素が抜けてた。しかしそれでも取り込みに成功して、リンクが動作しないことを除けばパブリッシュできるというね。そういうのは取り込み処理のときにスキーマでチェックして弾いてくれよう。

2013-02-13 

俺も作品のネタ的な所がクローズアップされ過ぎることに一時期は不安を覚えていたのだが、今では割とどうでも良くなったというか、知名度を上げたり新規がすんなりと話題に入ってこれるようなフックを増やすという意味ではまあ別にいいんじゃねと思うようになった。

作品の本質を理解して考察したり、あるいは二次創作に手を出してみたりなんて言うハードコアなファンなんてのは何が作品との馴れ初めなのか関係ないし、もっといえばそんだけハマれるにはある程度創作に対する教養とか情熱とかが必要で、そういうものの持ち主が世の中に一様に分布していると仮定すれば、いろんなフックを仕掛けてファンの裾野を広げりゃいいんじゃないのというか。

などということを、最近のジョジョの扱いに対して思わなくもない。まあ、作品の魅力やファンコミュニティの熱狂を伝えようとしているかという点で外してなけりゃ、そこはいいんじゃねえのかな。ってか俺なんてジョジョファンになった切っ掛けってカプコンの出した格ゲーだぜ。(その前にちょこちょこ原作を読んではいたが、本格的に過去の部まで読むようになった切っ掛けはそれ。)

2013-02-16 

遠隔操作ウィルス事件の新たな容疑者逮捕の報道からは、結局警察もマスコミも何一つとして反省していないことが読み取れて暗澹たる気持ちになる。なんで一審判決どころか公判すら始まっていない容疑者のプライバシーを暴き立てるのか。これまでは全て誤認逮捕で、中にはやってもいない事についての自白を引き出された人もいる事をもう忘れているのか。

なんつーか、終わってるよ。

2013-02-19 

Catyにも「twitterアカウントでログインみたいなのを実現するコンポーネントが欲しい」という要望があったのでどう作るのか調べてみたが、作ってみたら案外簡単だった。途中でtwitterへのリダイレクト前後でセッションに一時的にrequest tokenとsecretを保存することに気がつけば、まあ動かすだけなら難しいことは特にない。

使ったのはrauth。ほかのライブラリも試したが、これが一番使い勝手が良かった。あとexampleが結構参考になる。


やはりまだ決定的な証拠が示されていない状況なわけで、この事件に限った話じゃねえが容疑段階でプライバシーを暴き立てるような報道をするのは極めてマズい。取調べの際に警察が頑なに録音・録画を拒んでいるのも相変わらずで、毎度書いているがいい加減にこの辺改善しないものかと思うんだが。特に今回、逮捕前の容疑者を盗撮というとんでもない事もやっていたわけで。

そんでこの取調べ可視化の問題とか容疑段階での報道の問題なんかは彼が真犯人かどうかとは独立して存在しているわけで、仮に彼がクロだったとしてもそれは警察の面目躍如にもマスコミが博打に勝った事にもまったくならんのだよな。

2013-02-20 

pygraphviz回りはバージョンの違いで挙動が変わる部分があるから、なかなか面倒だ。今回問題になったのは、Windows+pygraphvizの組み合わせで常にグラフがstrictになってしまい、マルチエッジが描けないということ。具体的なコードで示すと、

import pygraphviz as gv
graph = gv.AGraph(name="x", strict=False, directed=True)
print graph

というコードは以下の出力になるはず。

digraph x {
}

これがWindowsでは何故か以下のようになってしまう。という報告があった。

strict digraph x {
}

一体どういうことだと悩んだが、どうもこれは環境依存らしい。ちょっと手元に複数の環境が用意できていないので詳しいことは何とも言えんが。(Linuxではこのような事は起こっていない。)

まあ、Windowsでpygraphvizを使うのは茨の道なんで何が起こっても不思議じゃないが。


検察側から取調べの可視化に前向きな意見が出たか。是非ともこれは進めてほしい。何しろこれまでのやり方を鑑みるに、相当数の自白強要の結果冤罪があったと考えざるをえないわけだからな。

2013-02-22 

大体週に3〜4日ぐらいのランニングを続けているのだが、実はランニングの適切なペースとかあんま知らんので、ちょいと調べてみた。

で、俺のやってるような4〜5kmを30分未満で走るのはフルマラソンを4時間以内にゴール(サブフォーというらしい)を達成しようとするような人のジョギングペースらしく、全身持久力の基礎を高めるにはもう少しゆっくりのペースでより長時間走るのがいいらしい。なんでもLong Slow Distance、縮めてLSDというらしい。幻覚剤の名前と被っててなんか嫌だが。

なのでまあ、もうちょいペースを落として時間をかける方向にしてみようかと思う。

2013-02-24 

Rapture

演奏動画を撮ろうと思ったところ、ヴォーカル1人じゃ無理のあるパートが出てきたので断念。いや簡単なパートだからリズムギターと兼任させる形でサイドヴォーカルをやりゃあいいじゃねえかと思うかもしれんが、ちょっと録音機器の関係でギターをステレオ録音しつつ別系統の出力でヴォーカルも録音するというのが無理っぽくてね。流石にミキサーからライン入力に繋ぐのはちと厳しくなってきた。ちゃんとしたオーディオインターフェースを買えばいいんだろうけど、Linuxで動く奴となるとかなり絞られる。

しかしまあ一応録音はしたので公開する事にする。またしてもParadise Lostだが、ここらでGothicからの曲は一旦終わりにしとくか。次の演奏動画はSentencedかなあ。しかし1stと2ndの曲は凄まじい体力勝負譜面なので、もうちょい腰を入れて練習しないと無理臭い。

追記:ちょっとミックスをやり直した。

2013-02-27 

@wikiのデフォルトのテンプレートが大きく変わったが、どう考えても改悪だ。Firefoxでタブ縦置きだと横スクロールが発生し、Chromeで横幅が足りてないと派手にレイアウトが崩れる。bitbucketの改悪っぷりのときにも思ったが、どういう脳みそしていたらこれで問題ないと判断できんだ?

というか俺自身は@wikiにユーザー登録とかしているわけじゃないんでよく知らんが、新しいページテンプレートは一体どういう経緯で決まったんだろうか。ユーザーからの要望でもあったのか、それとも勝手に要らん事したのか。こういう「小さな親切大きなお世話」はまったくもってやってられん。


ギターのネックポジションのピックアップは21〜22フレットのギターと24フレットのギターで取り付け位置が異なるのだが、前者のギターが多い理由でしばしば見られる「21〜22フレットのギターのネックポジションはボールピースが24フレットの位置にあり、そこは特定のハーモニクスを殺す形になっている」にはちと疑問がある。いや仮に開放弦はそうだとしても、フレット押さえたらその分振動している弦の長さは変わるだろ。

ってか実際に弾いて、できれば録音してスペクトラムを見れば分かることだが、22フレット前後の高音域ってネックとブリッジそれぞれのピックアップが広う音の違いって低〜中域に比べるとそこまで大きくなかったりするというか、ピックアップと弦の振動の支点を比べりゃ分かる通りむしろブリッジとブリッジPUの間の距離の方が長かったりする。なのでピッキングの位置やピックアップの特性で左右されるとはいえ、高音だとフロントでもキンキンになりがちな理由は多分この辺。

俺が24フレットのギターをリードギターで使ってんのは演奏性っていう理由も勿論だが、22フレットのギターはネックPUがポジションによっては低域を拾いすぎに思えるというのも大きかったりする。

2013-02-28 

ちょいと前にNexus7を買ったので試しに電子書籍の技術書などを読んでみたが、特にリファレンス的な使い方の書籍はタブレット端末で間に合ってしまうかもしれん。やっぱ検索が使えるのは大きい。文芸書についてはまだ紙の書籍の方に魅力を感じるが、でもこれはWebで連載してる小説(ってかニンジャスレイヤー)なんか割と読めてしまう事を考えると、単に媒体に合わせた表現の仕方があるというだけか。

まあ本の場所を取らないというのは他の何にも変えがたいメリットではある。