2013-01

2013-01-02 

Nervous Ghost

今月は仕事のスケジュールがえらいことタイトで下手すりゃそれがしばらく続くので、今のうちに曲のアイディアをとりあえず形にしてみることにする。今回はひたすらワンリフで押しまくるストーナー調のヘヴィチューン。

ぶっちゃけアイディア自体は前からあったが、例のリフィニッシュ作業のつもりが大改造を施してしまったギターで弾くのにストックしておいたというかなんというか。

2013-01-03 

一足早い仕事始めと家の中の片付けとであんまり休めてないのだが、ちと過去の録音を聴き直してみてKick Assにちょっと気になる部分があったんで、それのミックスのやり直し……のはずが間違って一部の録音を削除してしまったので部分的に弾き直した。どうも俺がミックスするとベースが元の演奏がへたれな事もあってよろしくない。

あと譜面の一部をちょっと書き直した。最初のバージョンでは以下のようなベースのフレーズになっていたのだが:

|------------------------------
|------------------------------
|---------0-2-0----------0-2-0-
|2--2-5-2-------2--2-5-2-------

実際には俺は以下のようにな運指で3弦0フレット→4弦2フレットの部分をレイキングで弾いているのでそれに合わせた。

|------------------------------
|------------------------------
|-----0---0-2-0------0---0-2-0-
|2--2---2-------2--2---2-------

最初の譜面だと小指が短くてばね指っぽいため押弦がキツい上に左手に意識が集中して弦移動でもたりがちなので、試行錯誤した結果レイキングで弾いた方がなんぼかマシという結論に達した。

ってか無理して指で弾かずに素直にピックで弾けよという話なのだろうが。でもギターが重心を下げ気味の事が多いから、その下を蠢くベースラインを考えると指でも弾けた方が良いには違いないからなあ。

2013-01-05 

具体例を考えるのが凄まじくタルいので、以下は全部抽象的な話。

まず以下のような関数(もしくはメソッド)fooを考える。どんな処理かはどうでもいい。ひとつの性質として、殆どの場合に引数は全て使われるが、ある僅かな場合にのみarg3は使われず、その条件を判断するのはfooの呼び出し側からは判断できないあるいはすべきでないとする。

def foo(arg1, arg2, arg3):
    if some_condition(...):
        using_arg2(arg2)
    else:
        ...

そしてある処理において、もしかしたら使われないかもしれないarg3の生成にかなりの計算コストがかかる場合など、引数として関数を渡す/渡せるようにして、必要ない時の計算コストを減らすという手法がある。

arg3 = lambda : some_func(...)
foo(arg1, arg2, arg3)

そんでこういった「正格評価の言語でλ式などを一個噛ませて評価を先送りする手法」をどう呼ぶかみたいな話があったのだが、ぶっちゃけこれProxyパターンの一種で良くないか。実際のProxyパターンだともうちょっと手の込んだことをやっていて、Proxyはその名の通りラップしているオブジェクトの前面に立って全ての要求を一旦受けてそれをラップしているオブジェクトに委譲する形になるが、こっちは単に必要になったら移譲先のオブジェクトをパッと出してるだけで。

なのでこういうのを遅延評価みたいに呼ぶのは、見た感じ自力でthunk作ってるようなもんだとはいえ、まああまり好ましいことではないかな。「要するに遅延評価を自力でやってるようなもの」みたいなざっくりとした言い方ならわからんでもないし、多分俺もついつい使っているような気がするけど。

2013-01-06 

先日部屋のレイアウトを大幅に変えたのだが、家具の移動の際にやはり大量の本が邪魔になって大変な思いをしたので、いい加減手持ちの本をいくらか電子書籍化するかとおもってCanonのDR-C125を購入。これにした理由は

の3点からだったのだが、そのLinuxのドライバが64bit版に対応していないようで、マニュアルの通りにインストールしても動かなくてねえ。それともあれか、システムにインストールしたsane-backendsとコンパイルに使ったそれとのバージョンの差異のせいか? まあとにかく上手く行かなかったので、一旦Windowsで動かすことにした。

次なる問題は本の解体作業だが、当初はアイロンで接着剤を剥がす方法を試してみたものの、まったく上手く行かなかったのでカッターナイフで切っていくことにした。これがまたまったくもって面倒なので、そのうち裁断機を買ってしまうかもしれない。

この手のスキャナを使ったことがなかったので性能に付いての論評はあまり出来ないが、ちょっと動かしてみた感想はこんなところ。

2013-01-07 

俺は特許庁のシステムに関わったことはないが(かつて周囲に関わってんのはいた。件のプロジェクトかは不明)、しかし「10人で作れる」は吹かし過ぎだろ。というかこのおっさん、特許庁のシステムの何を知ってるんだ? 常識的に考えれば自分の詳しくない分野についてこうも断定的に書くような真似はしないが、かといって「10人で1〜2年で4億円」の根拠もない。いつだか民主党のWebページリニューアルの費用を高すぎるとか書いてたアホがたくさんいたけど、そのレベルだろこれ。

というか落札価格に付いては予定価格の6割程度で技術点最低のところに発注というのが突っ込みどころってか特許庁側にもプロジェクトを進行する上で相当な問題があったわけで、そもそも受注側の技術力以前の問題も多い。

この手のシステム開発は開発側だけではなくて発注側も少なからず責任を負う物だし、両者がきちんと足並み揃えて協力できないとどんな優秀な奴を集めたって死ぬよ。プロジェクトによっては発注側が失敗時の責任追求を逃れるためのアリバイ作りに腐心して開発側がうんざりするような進行になることがあって、相当優秀な人材を投入してんのにデスマーチみたいな事もあったわけだしねえ。同じSIerの元で結構な規模のプロジェクトに2回参加して、面子の実力的にはどっちも優秀なチームが元請けから投入されて、一方はグダグダの極みでもう一方は少なくとも俺のいた期間はまともに進行していたから、やはり発注側の体制はプロジェクトの成否に大きく関わるぜ。

元からこのおっさんのアレっぷりを目にする度にうんざりしてきたが、本来自分の専門分野であるソフトウェア開発の話ですらこれか。というか原発事故以降に加速度的におかしくなっちゃったというかタガが外れた感じだなあ。視野狭窄の三下が正義に目覚めるとこうなるって例になってんじゃないかな。


追記: この件に関しては以下の記事では政治家絡みの金の問題が指摘されている。

いやしかしだとしたら余計ここに落札させたのが余計おかしいっちゃおかしいな。土建業界なんかもこの手の話を聞かなくもないけど、何にせよきちんと完成させないと何かあったときに大変な事になる以上は最低限そこはきちんとやろうとするよな。実際仮にこういった事があったとしても、完成して問題なく動いているのと大炎上して問題視されるのとではバレるのとその後の追求とでどっちがヤバいかは考えるまでもないわけで。いやまあ、ちょっと調べてみたら二階俊博という人物は真っ黒だったが。

これまでの情報を加えると、

要するに両サイドが物凄いクソだったというわけで、「なぜ失敗したのか」ではなく「なぜやる前から失敗するとわかっているようなプロジェクトが進められたのか」という所だよなあ、問題は。

しかしやはり妙な事には変わりなく、ITプロの記事ではそもそもプロジェクトをまともに進められる権限がなかったとかとんでもないことが書かれていて、そういうところがかなり不可解。詳しくないんで適当な事を書くけど、政治家の介入でこういうのが進む場合、もうちょっと上の方や関連部署に話通すもんじゃない? というかパワーゲーム満載の所だから政治家なんかが介入して利害関係の調整を行ってどうにか進むようにして、代わりに金もらったりなんだりという形で癒着してるとか、そういう風に思っていたんだが。だって政治家の仕事って行き着く所は利害関係の調整でしょ。

基本的にこの手の疑惑のある人間というのは、少なくともその面では何かしらの能力を持っている人間だと思うのでやっぱ不可解なプロジェクトではある。


実際のプロジェクト名を出すとアレなので伏せるが、国のプロジェクトの失敗例の一つとして省庁の担当が使えないおっさんで、発注側がアレなのでとんでもないプロジェクトの進み方になり、そして成果物もクソの塊みたいなのがあるにはあるのだが、じゃあそこで関わる会社がみんな汚職に関わってるようなのばかりかというとそうでもなく。

あとあれだ、まともな入札に参加する企業が全部その分野に通じているかというとそうでもない、というか俺は過去にプロジェクトに必須の技術に通じているメンバーが1人しかおらず技術点で相当ヤバいが、その1人が有能なのでそいつ頼りに入札、落札できたらまあそいつが数人分働いて他の社員も教育するだろうからいいやみたいなすげえ入札をした会社を知っている。別にコネがあったとかそういうわけでもなく、マジで安めの見積りをエースのマンパワーで実現しようみたいな計画。

他にもSIerや国の仕事絡みのあれやこれやはあるのだが、イニシャルトークにしてフェイクをガンガン入れたうえでトラブルになったことがあるので、この辺で筆を置くことにする。

2013-01-08 

最近ちょっとBeakerというセッション/キャッシュ管理用のライブラリを使い始めたのだが、まあ普通に使う分には今のところ大して問題はない。一方でちょっとハマった所もあるのでそれについて書く。

まず基本的にWSGIアプリケーションで用いる場合、以下のようにSessionMiddlewareでアプリケーションをラップする。

from beaker.middleware import SessionMiddleware

def base app(environ, start_response):
    ...

session_opts = {'beaker.session.type': 'file', ...}
wsgi_app = SessionMiddleware(base_app, session_opts, environ_key='session')

これでenvironにsessionという名前でセッションオブジェクトが登録されるので、後はそれを使えば良い。

問題はそのセッションオブジェクトを特殊な用途で自前で生成する場合。セッションオブジェクトの定義をみてみると、引数は基本的に上記のsession_optsと同様の項目で、そこからbeaker.sessionなどの接頭辞を取り去ったものをキーワード引数として与えればいい。

from beaker.session import SessionObject
session_opts = {'type': 'file', ...}
req['cookie'] = ...
so = SessionObject(req, **session_opts)
so[key] = value

ところが、この時に設定項目としてcookie_expiresに整数を指定するとエラーになってしまう。マニュアルには整数が使えると書いてあるし、そもそもSessionMiddlewareにはcookie_expiresの値として整数が問題なく使える。

これは一体どういう事なのかと調べてみたら、何とcookie_expiresは元々timedeltaオブジェクトかboolしか使えず、整数値からtimedeltaへの変換はSessionObjectではなくSessionMiddlewareの内部でユーティリティ関数を用いて行われていた。よって自前でSessionObjectを生成する場合、以下のようなコードにする必要がある。

from beaker.session import SessionObject
from beaker.util import coerce_session_params

session_opts = {'type': 'file', ...}
req['cookie'] = ...
so = SessionObject(req, **coerce_session_params(session_opts))
so[key] = value

うーん、この設計はどうなんだ? まだちゃんと全部のソースを読んだわけではないが、この処理はSessionObjectの内部に織り込んで特に問題があるとは思えんのだが。

2013-01-09 

アメリカは日本経済の復活を知っている」を買った。一般向けの本なようで別にそんな非専門家は何を書いてあるのか理解できんような難しい話が出てくるわけでもない。(半分ぐらい読んだ限りでは) しかしこういう本に「救国の書」みたいな帯を付けんのは盛りすぎと言うか、ちと品性を疑うぜ。いやマーケティングを考えるとそんぐらいブッちぎったコピーが必要なんだろうけどさ。

そんでまあ、内容は基本的にいわゆるリフレ派の主張の解説みたいなもんで、今の日本の経済状況のダメダメさは日銀の引き締め政策によるデフレと円高が大きな要因で、例えば他国が通貨量を増やして日本だけが引き締めをやっていれば、例えば30%ウォン安の韓国と30%円高の日本じゃそれぞれ合わせた為替レートのハンデを日本企業は負っているわけだから、エネルギー産業みたいな輸入偏重の産業以外は競争力を奪われるわけで、それが企業の倒産や産業の空洞化の一因だというような感じ。

というわけで、まだ読み終わってないので詳細な感想はまた今度。

2013-01-10 

うーむ、「アメリカは日本経済の復活を知っている」を読み終わったがなんというか、まあ。いや面白い本だったし俺みたいな経済について専門の教育を受けたわけではない人間には丁度良い難度で、ところどころ疑問というかもうちょい詳細を知りたい部分こそ残るものの、それらはとりあえず類書やそれこそ教科書とか読めという事だろうから、概ね本の内容に不満はないのだが。(似たようなポイントのリピートが目立つという点はあるが、まあ許容範囲内か。)

いや何が引っかかるって、結局のところ日銀に圧力かけたりあるいは日銀法改正して(こっちが本命)経済を立て直すつもりがある政治家って全部自民党とかの右派陣営で、左派の政治家でリフレ政策を提唱している人が何人かいても、そういった人たちは主流になれてないんだよな。実際いろいろやらかした小泉〜麻生の流れでも、小泉時代から安倍の初期までは民主の時よりは金融政策はマシだったわけでねえ。

本来なら左派というか自民以外の勢力こそがリフレを主張して、雇用の再生や円安誘導による競争力の確保及び産業の空洞化防止を目指さなければならんと思うのだが、しかしそうはなっていない。というかせっかく自民から政権をもぎ取った民主の閣僚や総理の悉くが、下手をすると学部の教科書レベルの間違いをやらかしていたという事実。前にも書いたが、極右とかカルトしか経済を立て直すつもりがないのはマジでヤバい。そいつらが成功して盤石の支持を得て、それでえげつない政策が始まったらどうすんの?

「経済が回るように整えて、その結果の再分配を適切に行い、より多くの人が安心して経済活動を行えるようにする」というのはその陣営を問わず政治家のすべきことだと思うのだが、今の主流の政治家はその片方を放棄しているようにしか見えん。自民なんてインタゲ言いつつ社会保証費を切り詰めようとしてるし、インタゲで景気が良くなったら雇用が回復して税収も改善するから社会保証費の問題はその分軽減されるとか、そういう関連性がわかってないんだな。デフレ円高容認の連中は言うに及ばず。

もっと本の内容に踏み込んだまとめなんぞはまた別の機会に書くかもしれないし、書かないかもしれない。もうちょいこの手の本を読んでからかもなあ。

2013-01-11 

また胸糞の悪くなるような事件が起こったわけだが。

相変わらこの人の言うことはまともだ。この「殴ってうまくなるなら誰もがプロ選手になれます」というのは本質だと思うのだが、しかしこれにどれだけの暴力教師が納得するのかと考えるとちと暗い気分になる。

そんで過去の良記事はどうもオリジナルが消えてしまっていたようなので、Internet Archiveに残ってた奴を。

この記事が書かれて以来、「気が付いた」人はどれだけ増えたのだろうか。

2013-01-13 

この件に限らず、教員のやらねばならん事が多すぎて負担が高いのが事件事故の要因なのかもしれんと俺は思う。確か教員の超過勤務って相当前から問題になってたよな?

というわけでいじめ問題にしろ体罰問題にしろ個々の教員の負担とその裁量で出来ることが大きすぎるのが問題を深刻化させてるんじゃないかと思うので、そうなる前に止めるべく教員とは独立した第三者機関が学校に必要なんじゃねえかなあみたいな事をtwitterで書いていた。実現可能性については知らん。というか相当難しいだろうなあ。

もう少し現実的に考えれば少人数学級か。結局ウン十人の生徒を一人で相手しなきゃならんから、いろいろ手が回らん面が多くなると思うので。教員に様々な事を求めるなら、受け持つ生徒を減らさにゃ負担が増えすぎて超過勤務問題に対して火に油でしょ。まず学校がブラック企業になっているというのは流石に人でなしを自称する俺でも笑えない。

2013-01-16 

連帯責任やとばっちりで処分が下されうる場合、不祥事が発覚しないよう隠蔽しようとするインセンティブが不祥事に直接関わっていないメンバーにも生じる。いや勿論組織のイメージダウンなどを考えれば、連帯責任がなくともある程度そういったインセンティブは働くだろうが、直接自分も処分されるとなるとより顕著だろうということだ。

また連帯責任は責任の所在を有耶無耶にするため、適切な処分や再発防止策の施行の妨げになる。もう少し突っ込んで書くと、連帯責任で処分することで溜飲を下げる人が一定数いるので、そうした処分がまかり通って結果として責任が有耶無耶になるといったところか。


この件は生徒も巻き添えを喰らっているため、これは容易に「体罰を受けた生徒への圧力が他の生徒からもかかる」という事態に繋がりかねないことが想像できるし、体罰を受けた生徒が積極的に隠蔽に協力する可能性すらある。要するに最悪。

それ以外のところに突っ込むと、そもそも教員の入れ替えすんのと受験中止って前者をやったら後者がほぼ要らなくなるわけで(いやどっちも論外で何の解決にもなってないというは前提な?)、その辺の整合性すら取れてないコメントを出すあたり、やっぱこいつら終わってんなと思う。

2013-01-17 

体罰問題のクソ面倒なところは、教師と保護者が考えを変えないうちは多分根本的には解決しないところで、いい年こいて体罰を無邪気に肯定するようなアホに考えを改めさせる事については、ちょっと俺は懐疑的に見ている。

だから生徒を体罰などから保護してあれは単なる暴行・傷害だと教えるという意味でも、スクールポリスなり何なりそういった機関を学校に置くべきではないかと思っている。これは親と教師両方がクソな確率とそれに加えて第三者機関の人間もクソな確率とでは、流石に後者の方が幾分低くなるだろうという事と、自分をぶん殴った教師が即座に連行されれば暴力をもって指導するのは問題だと生徒もわかるだろうという計算による。


エレキギターの価格について、以下は死ぬほど大雑把な見積り。

店頭でバラ売りしているパーツがベースだったりするのでかなり適当な見積りだが、市販のギターは人件費がそこそこかかってさらに利ザヤ分が上乗せされていると考えると、大まかな相場観としては実売50,000円前後がまともなギターの分水嶺で、あまりに安い奴はどこかがおかしいのが当たり前という事は言えると思う。そんでそのおかしい部分ってパーツの組み込みや細部の仕上げの工作精度がもろに影響を受けるから、あんまり安すぎるギターはそもそも演奏性に問題があるものがまま見られるのが当たり前っちゃそうだ。

じゃあ安ギターを初心者が買うのはダメかというと、どうせある程度上手くなったら自分に合うギターを探して二本目を買ったりすると考えると、あながち最初は気楽に始められる安物で悪いとも言えず。ただ外れの個体は本当に外れというのは結構目にするので、やっぱり結論としては店頭に行って店員に相談しながら決めましょうということ。ネットでできるアドバイスは多分ここまで。

2013-01-19 

ちとツイートが削除されていて猛烈に読みにくいが。

他のツイートを見たら両親共にかなりの高齢のようだ。代替医療の何が酷いって、こうして老人や子供などが立場的に代替医療をゴリ押しされて被害に遭うことだ。人を騙すのは良くないという点を除けば、いい年こいた大人が代替医療に走って伝統的な医療を拒んで周囲のアドバイスを無視した結果死んだとしても、ぶっちゃけそれはバカが一匹くたばっただけだ。でもそれで最悪殺される方はたまったもんじゃない。

こういった事例について医療ネグレクト(まあ元々この言葉は児童限定のようだが)としてどうにか行政が動いて救えやしないものかと思うのだが、やはりそうした動きに出るのは難しいのだろうか。いや本当に財布握ってる奴がバカで健康を害したり死んだりするのは酷すぎる。


とりあえず大雑把な計算を一発。

まず1ドル100円の場合に原材料を100ドルで仕入れて国内で30,000円で製作して500ドルで売った場合、儲けは100ドル=10,000円。しかし1ドル80円だと(500-100)*80-30,000で2,000円。かといって元の利益になるぐらい値上げするとなると600ドルに上げねばならんがそれではシェアを失うだろうし、製作段階の費用を削るとなると、技術革新などでの対抗が頭打ちの場合は賃下げとかリストラとか工場の海外移転に至る。それでもダメなら潰れる。

なので「日本銀行がエルピーダをつぶしたと言っていい」というのは多少はパフォーマンスとして盛っているかもしれないが、実際のところ円高で輸出部門がダメージを受けた事を考えると、それが無視できない程度の一因として存在していたと考えるのは間違いではないだろうし、そこが緩和されれば息を吹き返す企業もあるだろう。

勿論市場自体が縮小していて逃げるしかないってのもあるだろうけどさ。でも衰退産業だから死ねといって止めを刺していいのかというと良くはないだろう。「いずれ市場が縮小して死ぬ」と「それに加えて為替の変動で予定より早く死ぬ」では、後者は他の産業にも悪影響があるし認めちゃダメだよなあ。

2013-01-20 

Linuxで動画編集をしようと思うと案外いろいろなツールがあるようだが、俺は用途別にavidemuxとopenshotを使い分けることにしている。avidemuxは簡単な動画の切り貼り用で、これは前から何度か使っている。複数の動画を切り貼りして繋げて音声を混ぜてみたいなのは割と簡単。

複数の動画を例えば画面を4分割してそれぞれ嵌め込んで再生タイミングの調整みたいなのはavidemuxでは無理で、そういう用途にはopenshotが使える。ライブラリのビルドの仕方によってはSVGファイルを開けず結構な機能が使えなくなって残念という問題があるが、でもこれぐらいしか知らん。kinoというのもあるようだが、どうも開発が止まっているようだ。対応フォーマットで遅れをとっているのも痛い。

それでまあ何をしていたのかというと、演奏動画などというものを撮ってみた。

どうでもいいが、動画でマイクを上に持っていって歌ってるのは、若干喉を痛めていて姿勢によっては声と一緒にゲロが出そうになり、さらにメタルやっててヴォーカルが棒立ちとかありえんと思って無理やりヘドバンしたので、まあそれとの兼ね合い。おかげで録れた声がしょぼくて(指向性マイクなんであんま口とマイクがずれると音が綺麗に録れない)コンプレッサーやリミッターで誤魔化すハメになった。かといってもうワンテイク録る体力なかったしなあ。

2013-01-21 

かつてGM反対派であった活動家が賛成派に回った事についてのコメント。というか懺悔とも読める。実際にGMをもっと広く認めていれば大企業による寡占に切り込む他、栄養状態の劣悪な貧困層への幾許かの救いになっていただろうと考えると、そら懺悔したくもなるし罪滅ぼしのためにGMに対してむしろ積極的になるのも頷ける。

記事中でも触れられているゴールデンライスについては、以下の記事が参考になる。


「アメリカは日本経済の復活を知っている」でもちょろっと触れられていた事だし、ちと日本の自殺者数の統計を調べてみたら、思った通りなのと意外だったのと2つ見つかったのでとりあえずそのことでも。

まず意外だった方から。速報値という事でこっから先変わるかもしれんが、去年までと比べると大体3,000人と相当減ってる。あくまでも速報値なのでどうかわるか分からんが、まあ変わることはないんじゃないか。過去の速報とその後の発表での誤差とかのデータが見つからないんで何とも言えんが。でも減ってるならそれ自体は良い事だし、自殺者数を減らすための取り組みをしている自治体の話もいくつか出ているはず。

そんでああやっぱりと思ったのは、まずおっさん世代以上の自殺者数は概ね減少傾向にあんのに、若年層は増加傾向にあること。そりゃ今の若い世代は世に出た時点でいろいろ大幅ハンデの状態だからねえ。例えば若年層の失業率は他の世代よりも高く、まあこれはどこの国も似たようなもんだろうが、幸福感が社会の中での自分の位置づけから相対的に生じるものだとするなら、最初っからハンデ負ってる世代の方が悲観的になりやすいだろう。

一方で構造改革で既得権益が破壊されていた時期は中高年の自殺死亡率も増加して経済問題での自殺者も同様だが、それはピークが2003年でそれまで増加していた経済問題での自殺者数は相当減少してはいる。2002年以降は数年はいざなみ景気と呼ばれている時期だったと、格差社会への批判でいろいろ風向きが変わったことの影響だろう。もっともその間も経済成長は雀の涙ではあったので、いざなみ景気なんて言えるものかというと甚だ疑問ではあるが。民主党政権前後でも増減があるが、確か鳩山時代に雇用調整助成金をドカンと増額したので、それが効いているのかもしれん。この辺は傾向として相関関係が認められるところだ。

それと後は絶望的な状況に対する慣れとか諦めみたいなのも場合によってはあるのかなあと思ったりする。


まあ、日本で自殺者数が多い理由の一番の根っこは、メディアの自殺報道だろうけど。他の要因はせいぜい加算で自殺者数を増やすのみだろうが、メディアの報道による自殺の連鎖はそこにさらに倍率をかける形になるだろう。これについては相当前からWHOに怒られてたはずなんだが、果たして改善しているのやら。

まったく報道しなかったらそれはそれで問題だろうが、一方であまりにセンセーショナルにやりすぎるのも問題。最近の奴だと桜宮高校の自殺問題で橋下のバカがわけわからん事を言い出したが、今この状況から生徒達が学んでいるのは

の二つで、「暴力に晒されている状態から抜け出せて社会に物申せるなら」と死ぬ奴が増えてもおかしくない。


ところで失業率が比較的落ち着いているおっさん世代も、先の雇用調整助成金による嵩上げがなければどうなるかわからんというのも結構聞く話。そして潜在失業者数と雇用調整助成金でどうにか仕事にしがみ付いてるのを合わせると実質的な失業者数は相当ヤバいみたいなのも見聞きする。

実際のところそこそこの規模の企業でもと言うかそこそこの規模だからこそ、閑職でもなんでもいいのでおっさん含む低スキル労働者のためにわざと効率化しないなんてのはあまり珍しい話ではなかったりする。


小泉改革で格差は縮んだかといえばそれはYesで、要するにそれまで助成金などもあって正規雇用で仕事に就いてた層が非正規雇用になったりして、上と下の格差が縮んだということのようだ。下を底上げしないと意味ないだろヴォケといえば勿論その通りで、一方でじゃあ雇用調整助成金で仕事に就いてる連中のために無駄な仕事を増やすのかといわれると、お前そういう現場でどんだけ俺がストレスに晒されたと思ってんだ。(この辺は詳細に踏み込みすぎると訴訟沙汰なのでこの辺で勘弁。)

なので根本的にはちゃんと経済成長させてまっとうな方法で雇用を拡大しましょうという結論にしかならず、構造改革の結果については結局ワリの食わせ先をちょっと変えただけなのでまあダメな部類だったんじゃねえかな。


自殺の理由第一位である健康問題は難しいというかよくわからん。「末期癌になったので延命で苦しむぐらいなら死ぬ」みたいなのはどうしようもないかもしれんが、一方ですぐに死ぬようなものではないが健康上の問題で将来を悲観して死ぬという人のいくらかは、セーフティネットで救えるかもしれない。それに健康問題といいつつ背景にあるのは別の問題かもしれない。

なのでまあ、これについてはかなりの抽象論になるけど税収増やして所得再分配政策の中でどうにかできる部分はどうにかするしかねえかなあと思う。

いやでも健康上の理由で普通の会社勤めができずに悲観みたいなのはそれでもどうしようもねえか。この辺、テレワークの普及とかである程度どうにかできねえかなあ。


考えてみりゃ日本は先進国の中でかなり酷いレベルで所得再分配政策に失敗してんだから、経済的要因と自殺者数の相関は自明になってもおかしくねえか。

2013-01-24 

一般論として、金銭的な不利益などを被ることを避けようとする行為に対し、責任感、誇り、仲間意識だのといったその組織ローカルの倫理観をもって咎めるという行為はまさしくブラック企業のそれであり、ブラック企業というものの本質の一端はそのインセンティブ設計のデタラメさとそれを押し付ける事を許してしまう社会にあると俺は考える。

要するにまあ、こういうこと。


先日の桜宮高校への処分などもむしろ被害者側であるであろう生徒に大迷惑をかけ、結果として生徒側にすら体罰問題について隠蔽するインセンティブを与える可能性のある酷い代物だったが、これと今回の早期退職の問題は何度もキーワードとして出しているインセンティブ設計の問題がつきまとっているように思える。

最近俺はちょっとだけ真面目に経済学について一般向けの教養書などを読んで勉強している。「クルーグマン教授の経済学入門」では経済で重要なのは生産性成長と失業と所得分配だという事が書かれていたが、それらを扱う実際の世界が本当はどうなっていて、あるアクションがどのようなリアクションを引き起こすのかというところを知る過程で特にミクロなあるいは単純化した視点では「インセンティブ」という言葉を頭の片隅に置いておいた方がいいと俺は考えている。(まあ、これは「ヤバい経済学」からの受け売りみたいなもんだが。この本の内容には賛否が分かれる物も少なからず含まれているが、非常に面白いので続編共々おすすめだ。)

そして先に上げた二つの問題などを見るに、やはりこのインセンティブに対する洞察、つまりある条件Xが別の結果Yを生み出す過程について考察し、またデータがあるならどのようなデータをいかに解釈するか、といった素養が欠けている連中が政策の決定をしているのが相当マズいのではないかと思う。

というかだな、「無闇に連帯責任を取らせる場合、隠蔽に協力する可能性などの問題が出てくる恐れがある」「働いた方が損で損の度合いが大きければ責任感もクソもない」などという大脳新皮質が腐り落ちてない限り考えずともわかるレベルの事がわかってないのは末期的じゃないか。

2013-01-26 

なんとなく機材一覧のページを作り始めた。

もっとも今現在のメインギターだけしか書いていないが、まあこれは随時更新ということで。とりあえず動画で使った奴から優先的に書いてくつもり。

2013-01-27 

先週に引き続いてParadise LostのGothicよりEternalを。この曲フレーズはそんな面倒じゃないんだけど原曲は妙にテンポチェンジが激しくて何でこんなことになってんだと思っていたら、DVD作品のThe Anatomy of Melancholyで「Gothicの頃はクリックなんて使わずに録音してたからテンポがしっちゃかめっちゃかだったのさ。HAHAHA!」みたいな事が書いてあって脱力したり。

2013-01-29 

人間の可聴域は概ね20Hz〜20000Hzと言われている。もっともこれは滅茶苦茶個人差があり、高音の方は加齢と共に聴こえる周波数の上限が下がっていくし、低音は年齢無関係な個人差が大きいそうだ。

実際に自分の可聴域を測定するには、soxあたりで純音を生成すんのが手っ取り早い。以下は120.wavというファイルに2秒の120Hzの純音を出力する方法。

sox -t null /dev/null 120.wav synth 2 sine 120

このやり方でどんどん帯域を下げていくと、5弦ベースをレギュラーチューニングした時の最低音であるB0≒30.87Hzの音は極めて聴こえにくく、88鍵のピアノの最低音のA0=27.5Hzは俺にはほぼ聴き取れなかった。なのでこの辺は基音は耳で聴き取るというよりも感じるという程度で、実際に聴こえているのは倍音だけに近いという事になる。


このバカはEMとナノ純銀に加えてジュセリーノと親学というトンデモの四暗刻でとっととどうにかしないと安部政権のアキレス腱だと思うのだが、安部総理自身が親学推進議員連盟の会長な事もあるので多分こいつはまだ切られない。というかおなじトンデモ仲間なので切られる日がくるのかすら微妙に思える。

まあ、安部総理もリフレ政策以外概ね酷いというか、そのリフレ政策も金融政策ではインタゲにするって言ってんのに財政の方ではデフレ進行を見越して社会保障切り詰めとか大馬鹿な事をやっているので、政策の整合性がまったく取れていなくて極めてアレ。こういうところで信用を失って炎上、経済政策まで巻き添えというのは最悪なんだが、どうにかならんのか。