檜山さん、JavaBlackの相手は仕事の後にしてください。というかいくら珍しい天然物だからって、こんな三下の相手する事ないじゃないですか。
JavaBlackの芸風というのは案外しょうもなくて、何かしら突っつける所が見つかったら「世間あるいは業界の常識に照らし合わせてまず安牌な主張」を(罵詈雑言付きで)行い、その際に相手がそれに反する主張をしているかどうかは一切関係なしで、この辺は檜山さんの記事に書かれている通り。完全に反論のしようがない主張なんて価値がないか、極めて面白みに欠けるかのどちらかなので、JavaBlackのやり方ってのは極めて汎用的に使える。そしてまずはツッコミどころへの反論の形で目に入るので、残りの部分も正しく見えてしまう事がある。わかっててやってるならタチが悪い。
「世間あるいは業界の常識に照らし合わせてまず安牌な主張」から外れる主張はなるべく行わないのもポイントで、これはJavaBlackが例えば「憂鬱なプログラマのためのオブジェクト指向開発講座」を散々貶している割には具体的な指摘がなく、せいぜい「これを読め」と一般的に良書とされる書籍を具体的な中身には触れずに煽り文句とともに紹介するのみ。何でそんな事をしてるかというと、本の具体的な中身の評論は「世間の言葉」ではなく自分の言葉で行わなければならないためだ。
とにかく自分の言葉がないんだよJavaBlackには。「○○ではなく××です」までは言えても、「なぜ××なのか」までは言わない、言おうとしない。それを問いただそうとすると「勉強しろ」の一言で終了という、まるで「最近の若いもんはなっとらん」「どこがどうなってないのかって? お前の年じゃまだわからん」としか言わないダメなおっさんみたいだ。
辛口と名乗ってる割には罵倒に中身がないか明後日の方向を向いているため、「辛いものを食べたい? ハバネロを生で齧れば?」みたいなしょうもなさを醸し出してる全然転職する気配のないアレはひとまず置いといて、大元の記事について。
プログラミングに限らず、何かの技能を習得するには継続してそれに取り組む必要があって、その際のモチベーションとしてもっとも普遍的でポジティブなフィードバックループが形成され易いのが、その対象に興味があるという事だろう。言ってみれば当たり前の事なのだが、同時に興味があるだけではどうしようもない事も事実としてはある。
興味があって取り組んだのにモノにならないというのは、ぶっちゃけてしまえばやり方が悪い。そしてやり方が悪いという指摘をする人が居ないか、その指摘に耳を傾けないのどちらかであろう。まともな指摘をする人が居て、尚且つその指摘に耳を傾けていれば、一般論としてはそう酷いことにならないだろう。その技能の習得の大前提となる知識や別の技能が欠けてるとか、そういうのはここでは置いておく。
「やり方の悪さを指摘する人が居ない」というのは単に環境の問題だが、環境の問題故に本人の努力でどうにかならないことも多い。特に単に突っ込む人がいないだけならまだしも、的外れな指摘ばかりする人が居て、その人を信用してしまっている、あるいは信用せざるを得ない場合は非常にマズいことになる。というか、俺がSI業界に居た頃に見かけたクソ過ぎるコードのうち結構なものが、指導する立場も実力が極めて怪しいか、日々の業務に忙殺されて適切な指導を行えなかった事に起因していたように思える。
だから何かを学ぶ際にはまともな師匠・先生・先輩を見つけるのが重要だと思うのだが、こういう人材の問題は壮絶な運ゲーなので、アレな人に師事しちゃったらご愁傷様というか。一応、今の時代ならブログサービス始め、適当なWebサービスを利用することで親切かつまともな人に教えを請い易くはなっていると思う。それに何かしら情報を発信していけば何かしらのフィードバックはあることが多いし、その過程で見識も広がって自分で良し悪しの判断ができるようになるだろうし。
そう考えると、元記事のワンヤグさんは「興味を持てるか否かが最重要だよ」と言って終われるだけの環境に身を置けていたのかなと思う。繰り返しになるけど、「好きこそ物の上手なれ」である一方で、「下手の横好き」という言葉もあるんだから。本人が興味を持つことも重要だけど、その努力の方向をきっちり修正してやることもまた重要。「頑張れば何とかなる」という言葉は半分以上が嘘で、「正しい頑張り方をしないとどうにもならない」が真実だろうと俺は考える。
その「正しい頑張り方」は簡単には言えないというか、首を寝違えたような頑張り方をしてる所に「いやそのやり方はマズいぞ」とツッコミながら矯正していく事しかやってこなかったというか出来なかった。上手くいく方法を教えるのは難しいのに対して、明らかにダメな方法をダメだと指摘するのは非常に簡単だからな。
何かを学ぶのは難しいし、教えるのも難しい。「プログラミングが出来るようになるためのたったX個の方法」みたいな記事に書けるような事じゃないと俺は考える。少なくとも、「これさえやれば出来るようになるよ」などという趣旨の記事を書く気にはなれない。